あざなえる禍福の黄色いリボン

桜田淳子にまつわる個人的なもろもろを垂れ流すページ

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青い鳥の謎

ちょっとした謎かけをします。

歌手桜田淳子の、知名度ナンバー1の楽曲と言えば、何と言っても「わたしの青い鳥」なのは間違いないでしょう。
よくデビュー曲と勘違いされますが、実際には三曲目になります。

その後何年たっても、歌手を辞め女優に専念した後でも、インタビューやTVの対談番組などでは、「あの『クッククック』の淳子ちゃんが、こんなに大人の女性に…」と、判で押した様に言われ続けていました。

ところが、この「わたしの青い鳥」は、数字的には大したヒット曲ではありません。オリコンで最高18位に過ぎず、当時のディレクター氏は、その成績に「これでもダメか」と頭を抱えたそうです。
売上でいうと、彼女の最大のヒット曲である「はじめての出来事」の1/3に満たない16万枚。全シングルの上から数えて、なんと17番目となります。

アイドルソングが、知名度とセールスにギャップがあるのはよくあることですが、それにしてもこれは極端でしょう。

謎その1。
なぜ、「わたしの青い鳥」が一番有名なのか?

次に、もしあなたが当時の彼女を記憶していたなら、「エンゼルハット」と呼ばれた白のキャスケットをかぶって「クッククック」と唄う彼女の姿を脳裏に浮かべるかも知れません。

ここで、この前の8月に放送されたドラマ「ヒットメーカー阿久悠物語」で、鈴木愛理という子が桜田淳子を演じた映像をどうぞ。



似ているかどうかはさておき、このビジュアルがまさしく桜田淳子のパブリックイメージなのでしょう。

ところが、これには事実と違う点があります。
実は、彼女はこの帽子で「わたしの青い鳥」を唄ったことはありません。淳子ファンならば常識のことですが、かぶっていたのは二曲目の「天使の初恋」までなのです。

謎その2。
なぜ、ありもしないイメージが共通認識化してしまったのか?

さらに、彼女はこの曲で1973年の日本レコード大賞最優秀新人賞を取っていますが、これもまた不思議なことです。

この年のレコード大賞新人賞各者の対象曲の、売上データ(オリコン調べ)をあげてみます。
浅田美代子「赤い風船」48万枚。
安西マリア「涙の太陽」13万枚。
あべ静江「みずいろの手紙」26万枚。
アグネス・チャン「草原の輝き」45万枚。
特に、アグネス・チャンはデビュー曲の「ひなげしの花」から続けて30万~50万クラスの大ヒットを連発中でした。

次に、74年の月刊明星のオールスター人気投票のデータを。
これは、毎年夏に行われるもので、73年度デビュー組の数字がフルに反映された最初の回と言ってよいでしょう。

女性部門
1山口百恵     100,586
2アグネス・チャン  77,976
3浅田美代子     41,173
4南沙織       41,040
5桜田淳子      34,580

百恵さんがいきなりすごいですね。
上記の新人賞受賞者の中では、アグネスさんが淳子さんのダブルスコア。しかも、もしこれが半年前に実施されたとしたら、この差はもっとあったと推測されます。

というわけで、対象者の中では、売上とアイドル的人気、その両面においてアグネス・チャンが他を圧倒していたのです。

では、淳子さんの最優秀新人賞受賞は、事務所の力によるもの?
彼女はサン・ミュージック。確かに今でこそ業界大手ですが、当時はまだ弱小プロの一つ。一方、アグネスは天下のナベプロで、浅田美代子は老舗の芸映、とても比較になりません。

TV局のバックアップ?
73年の日本歌謡大賞は、NTVの制作番だったので、スタ誕出身の淳子さんがその新人賞を取ったのは不思議ではないかも知れません。しかし、レコード大賞を担うはライバルTBSで、浅田美代子はTBSドラマからのデビュー組。本来なら、これも美代子さんに大きなアドバンテージがあったはず。

客観的に条件を鑑みれば、最優秀新人賞の目はとてもなさそうに思えます。
実際、淳子のマネージャ氏は、普通なら、とりあえず押さえておく受賞後のパーティ会場を用意していなくて、大いにあわてたそうです。

謎その3。
なぜ、最優秀新人賞を受賞できたのか?

ところで、以前書いた通り、私はこの時点ではまだ淳子さんのファンではありません。
それどころか、別に応援する存在があり、彼女が各新人賞を総なめした時は、全く快く思わなかった…というか、正直言って、相当に口汚く罵った記憶があります。
しかし、受賞自体は、特に意外とは思いませんでした。「やっぱりか、ちくしょー」ってな感じです。

つまり、淳子さんは、デビュー当時、セールスやランキングといった数字で現れる以上に、強い存在感を回りに与えていたと言う他ない。
上記の様々な謎は、端的にはこれに起因すると思います。

その存在感の源泉は何か…それは、次回の「桜田淳子論」カテゴリの項に続けます。

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