あざなえる禍福の黄色いリボン

桜田淳子にまつわる個人的なもろもろを垂れ流すページ

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二度目のデビュー/1975年編その1

1975年は、桜田淳子が最も商業的成功を収めた年である。

年間レコード売上 女性1位(総合2位)
月刊明星人気投票 女性1位(総合得票数1位)
マルベル堂プロマイド売上 女性1位(総合2位)
…文句なく、この年の女性アイドルの頂点にいた。

ところが、その前年の成績は、あまり芳しいものではない。

オリコンのシングルセールスを挙げる。
73年11月「花物語」23.7万枚
74年03月「三色すみれ」18.6万枚
74年05月「黄色いリボン」16.5万枚
74年08月「花占い」12.3万枚

新人賞レース渦中の時期の「花物語」をピークとして、売上はじりじり下がっていた。
流行歌手としては、明確に落ち目だったのだ。

流行りものは、いったん潮目が逆になると急速に色あせて見える。当時は情報伝達速度が遅く、今よりもその動きは緩慢だったろうが、若者向け音楽は変化が激しい時代であり、その点ではよりシビアだったとも言える。
一般的に、下り坂となった対象に抱く「終わった感」は、相当に強かったと思う。

私自身の経験を語ると、74年12月に「はじめての出来事」を聴いたときから桜田淳子に惹かれだしたわけだが、当初はそのことを人に言えなかった。
まだ中一だったし、アイドルに抵抗があったわけではない。私の中に「いまさら桜田淳子か」という感覚があって、恥ずかしく思えたからだ。

しかし、その「はじめての…」はみるみるチャートを駆け上がった。「花物語」ではオリコンシングルのトップ10に入るのに一ヶ月を要したのに、こちらは発売翌週でランクインしている。
そしてここより、桜田淳子の快進撃が始まった。

74年12月「はじめての出来事」52.7万枚
75年03月「ひとり歩き」34.1万枚
75年06月「十七の夏」40.4万枚

…賞味期限が過ぎたと思われていたはずの彼女が、なぜいきなり大ヒットを連発することができたのか。

まず第一に挙がられるのはルックスの変化だろう。
ここで、彼女のデビュー当時と75年の写真を比べてみたい。

比較

いかがだろうか。
たかだか2年でこれほど変わるものかと、率直に思う。全体のイメージは、純朴そうな少女から思春期の娘へと華麗に変身している。

しかも、具象的な変化の多く…顔付きがほっそりとしたこと、髪型がショートからセミロングになったことなど…は、74年後半、わずか半年の間に起きたことだ。
ステージ衣装も、それまでほとんどミニスカートだったのが、「はじめての出来事」では一転、ドレッシーな長めのワンピースになった。

さらには、楽曲の力。

アイドルの人気は、ルックスだけに左右されるわけでは決してない。シングル曲の出来は大変に重要だ。
自分に照らしても、「はじめての出来事」と「ひとり歩き」がなければ、これほどまでに彼女に入れ込むことはなかったと、はっきり断言できる。
「はじめての出来事」のメロディーは、森田公一の仕事の中でも出色の一つだと私は思うし、 阿久悠の歌詞は、それまでの恋を夢見るようなものではなく、現在進行形の日常的な恋愛を描いている。

そう、あらゆる点でそれまでの桜田淳子とは違っていた。

とはいえ、容貌の変化はむろん漸進的なものだし、衣装や曲を含めても、例えば山本リンダほどの強烈なイメージチェンジではない。
しかし、74年のジリ貧期間の存在が逆に功を奏したかも知れない。
一般の間で存在感が薄れていたのが、キャッチーな「はじめての出来事」で再び注目度が増し、多くの人が彼女の変貌に強い印象を覚え、それがまたこの曲のヒットに繋がる…といった相乗効果があったと推測する。

さらには、非常に大きな外的要因がある。あの天地真理の時代の終焉である。
さしもの彼女の人気も、74年にはかなり翳りを見せていた。
また、ほぼ時を同じくして、南沙織、麻丘めぐみ、アグネス、浅田美代子ら主流アイドルたちも軒並み下火となりつつあった。

そんな折りに、桜田淳子は新たなイメージを伴って現れた。
アイドルには仮想恋人という側面がある以上、性的な匂いは必要な要素だが、74年以前の彼女はあどけない少女性が強調され、それに関しては希薄ではあった。
ところが「はじめての出来事」から、いきなり花開いた感がある。

75年の桜田淳子は、中学あたりを中心とした若い男性層に、絶大な訴求力があったのは事実だ。
私の周りの話だが、カミングアウトする仲間はクラスに数人いたし、中学の卒業式でのお別れの際、「実はオレも淳子が好きだったんだよ」と打ち明けてきたのも同じくらいいた。

様々な要素が奇跡的にかみ合った結果、桜田淳子はその年、アイドルのポジションを山口百恵と二人でほぼ寡占した。

「少女歌手」だった桜田淳子は、74年12月に「アイドル」として再デビューした……そう捉えた方がしっくりくると私は思っている。
「1975年編その2」では、その裏付けとなる傍証について述べたい。

| メイン記事 | 02:06 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

こんばんは、お久しぶりです。

>74年12月「はじめての出来事」52.7万枚
前年の『花物語』が新人賞効果だとしたら、『はじめての出来事』は紅白初出場効果ではないでしょうか?
今でも『千の風になって』とか、秋元順子さんとか、紅白がきっかけになってヒットしたり、ブレイクする歌手がいますよね。
紅白に出たことで歌手としてのランクが上がって、これなら売れそうだということで、全国のレコード屋さんからの注文が増えたとか。
何か特別なきっかけがないと、レコードの売上が一気に4倍になるということは考えにくいですよね。

>しかも、具象的な変化の多く…顔付きがほっそりとしたこと、髪型がショートからセミロングになったことなど…は、74年後半、わずか半年の間に起きたことだ。
>ステージ衣装も、それまでほとんどミニスカートだったのが、「はじめての出来事」では一転、ドレッシーな長めのワンピースになった。
74年の9月に一週間ほどヨーロッパに行きましたよね。フィンランドのTV局に呼ばれて、現地のアイドルと一緒にTVに出演したとか。自分の持ち歌を歌ったのかどうか知りませんが、言葉のわからない外国の人にはビジュアルと楽曲のメロディくらいしか通じないでしょう。これと関係あるかどうかは、わかりませんが。

>様々な要素が奇跡的にかみ合った結果、桜田淳子はその年、アイドルのポジションを山口百恵と二人でほぼ寡占した。
この二人は常に比較の対象で、切っても切れない関係ですね。デビュー前、百恵さんは『暗めの淳子』と言われていたそうですが、この頃には『大人っぽい百恵』、『子供っぽい淳子』みたいなイメージになってなかったかな?

>「少女歌手」だった桜田淳子は、74年12月に「アイドル」として再デビューした……そう捉えた方がしっくりくると私は思っている。
ビクターの看板アイドルが麻丘めぐみさんから淳子さんに代わって、乗り換えたファンもいたらしいですよ。

| doggyman | 2009/03/24 00:45 | URL | ≫ EDIT

早速のコメント、ありがとうございます。

えと、「はじめての出来事」は12月前半チャートインし、紅白の前週に4位にまで上昇しています。紅白で歌ったのも別の曲ですし、淳子さんのこの曲に関しては紅白の影響は薄い気がするのですが。

フィンランドの音楽祭に何の曲で出演したのか知らないのですが、向こうのTVではスタンダードの「Side by Side」を歌ったそうですね。なんで?と思いますけど(笑

めぐみさんは、あの不幸な事故さえなければ、もう少し活躍できた気がします。
彼女については、別にちゃんと語る機会を設けたいですね。

| C-WOG | 2009/03/24 02:54 | URL |

ウルフヘアー

 こんばんは。

私も「はじめての出来事」はすごいスキです。もちろん、他の曲もスキですが(笑)。当時淳子さんがテレビやラジオなどで、「はじめての出来事」から髪型を変えた事をしきりに言ってたと記憶してます。「ウルフヘアーって言うんです」なんて。曲も含めて髪型にも超ハートマークだった自分ですので、他のファンの方々もそうだったのではないでしょうか。
 ちなみに私は紅白とか、なんとか大賞とかで歌う時はいつもと感じが違うのであまりスキではありませんでした。いつもの淳子さんがスキだったので・・。

| 桜えび | 2009/03/25 03:17 | URL | ≫ EDIT

あの頃は「ウルフカット」って呼び方じゃなかったですか?段カットをワイルドにした感じですよね。
秋頃の写真で既に段カットになってますけど、「はじめての出来事」あたりで髪もだいぶ伸びて強調された感じがします。
個人的には、特定のヘアスタイルがどうというより、髪型で印象がころころ変わるのが面白くて好きでしたね。

| C-WOG | 2009/03/26 03:46 | URL |















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