あざなえる禍福の黄色いリボン

桜田淳子にまつわる個人的なもろもろを垂れ流すページ

2009年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年05月

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アイドルの賞味期限/1975年編その2

1975年編その1」で、「アイドルには仮想恋人という側面がある」「『少女歌手』だった桜田淳子は、74年12月に『アイドル』として再デビューした」と書いた。

アイドルの一次顧客は若い異性であり、彼らを誘引するため性的要素が必須なのは自明だ。同時に、それこそが「飽き」を生む最大の要因ともなるだろう。

以下に挙げるのは、70年代の代表的な女性アイドルたちの、オリコンでのシングル毎の売上数を発売月でプロットしたグラフ(クリックで拡大)である。
縦軸は枚数(表記単位は万枚)、横軸はデビュー月を1としての月数(表記単位は年)。

1枚にまとめると見づらくなるので、デビュー順に2枚に分けた。
Fig.1が南沙織、天地真理、麻丘めぐみ、アグネス・チャン、桜田淳子。
Fig.2が浅田美代子、山口百恵、太田裕美、岩崎宏美、ピンク・レディー。
また、企画ものや臨時発売と思しきものは省いてある。

シングル推移_1

シングル推移_2

ある傾向が見て取れると思う。
淳子と百恵を除くほとんどが、1年内にピークを迎え、その3年後あたりにボトムレベルへの落ち込みカーブが現れる。

判りやすくするため、ピーク時を100とした相対値のグラフも作成した。つまり縦軸はパーセントとなる。

シングル推移_1-2

シングル推移_2-2

いかがだろうか。3年の代でピークの2割となる例が多いのがお判りになると思う。
この不思議な相関、「3年」という期間に、何か理由があるのだろうか。

…実は、それらしき根拠がないわけではない。
簡潔にまとめてあるページを見つけたが、更新が止まっているようなので、ほぼ全文を引用させてもらった。


「人間はなぜ離婚するのか?」
http://w1.nirai.ne.jp/taichi-y/mame08.htm

人間が恋に落ちるまでのプロセスを研究しているアンソニー・ウォルッシュ博士は、一人の男性が女性に恋していく過程での脳内の変化について調査し、脳内でPEA(フェニルエチアミン)という脳内化学物質の分泌量が増加していくことを発見した。さらにこのことを実験している学者、ヘクター・サベリン氏は、PEAが増加すると、興奮する、陶酔するなどという一種の幻覚作用を引き起こすと唱えた。サベリン博士が何組かのカップルで、PEAの分泌量の実験をした結果、離婚しかけている男女のPEAレベルが低下していることが判明。そしてもう一人の研究者、ヘレン・E・フィッシャー博士はPEAは2~3年しか続かず、4年目には離婚しかけている男女の間に愛は消えてしまうという。


恋愛感情には期限があることについての、生化学的および人類学的研究である。
(余談だが、15年ほど前に、CBSドキュメントでヘレン・フィッシャーの研究が取り上げられて興味を持ち、彼女の著作を読んだことがある。詳しくは覚えていないが、冷静で説得力のあるものだったと記憶している)

彼らの研究の、根源的な人間の営みに対する、あまりに情緒不在の結論に反発を覚える人も多いようだが、私は次のように考えている。
出産後1年を超えて特定のつがいを保つ動物はまれだ。「愛は3年しかもたない」というよりも、幼体が未成熟なホモ・サピエンスの生存戦略のため、「愛は3年も続く」ということだろうと。

しかし、このPEAが、アイドルのような非現実の対象でも分泌されるものかは検証が必要だ。
それに、移り気に性差はないらしいのだが、男性アイドルへの女性ファンの忠誠心は、新御三家で簡単に例示できるように、3年を超えることは普通にある。
また、80年代の女性アイドルには、それにとらわれないパターンが多々見受けられる。マーケティングの進化(同性への訴求方法やタイアップ戦略等)および、対象を限定しないアイドルマニアの存在など、構造的な差異がかなりあると推測される。

以上、個々の問題はそれぞれ大変に面白いテーマではあるけれども、このページはそれを語る場ではない。
ここではあくまで経験則として、若い男性が特定の女性アイドルに特段の関心を抱き続けられるのは、一般に3年が上限であると推測される…と述べるにとどめ置く。

上記グラフの考察に戻る。

74年末に再ブレークした桜田淳子だが、77年2月の「あなたのすべて」で74年の水準に逆戻りし、夏の勝負曲「気まぐれヴィーナス」でも20万そこそこ。続く筒美京平の佳曲「もう戻れない」で14万枚。
その時点で、多くの男性ファンから飽きられつつあったのは明白に思える。

「アイドル3年寿命説」を前提とするなら、上記の結果から帰納して「桜田淳子は75~77年にアイドルだった」と言えるのではないか。
(同時に、山口百恵がいかに通常のアイドルと違っていたかという命題もあるが、それは今項のテーマではないので割愛する)

少女歌手として2年、アイドルとして3年、そして中島みゆきでもう1年。足掛け6年にもわたり、桜田淳子はヒットチャートを賑わした。
結果として、70年代におけるシングルレコードの販売枚数では、全ての女性歌手の中でも五指に入る。彼女は流行歌手として大成功をおさめたと断言していいだろう。

「1975年編その3」では、75年からの、桜田淳子アイドル時代における彼女の存在感、立ち位置について論考したい。
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またぞろ言い訳ですが…

すみません。1975年編も「その1」から「その2」まで、かなり時間が開きましたね。
文章自体はわりと前から出来ていたのですが、今回は、エクセルでのグラフ作成にやたら手間取ってしまいまして。

売上数は発売月でプロットするため、データは当然、約三ヶ月毎の不連続なものとなります。オリコンのリストからだと、未発売月の空白セルを挿入する必要が出てくるわけですが…
その手の単純かつ面倒くさい手作業は、私が最も嫌うタイプの仕事であります(苦笑

億劫がってずるずる引き延ばし、いっそのことマクロでも組もうかなーなんて思ってましたが、「そうだ、オリコンの方をマスターのテーブルとして、月別の表へlookupすりゃいいじゃん」と思いつき、月と人名による参照キーを計算式で算出し、一覧表は完成。
よっしゃ、これでグラフウィザードで…と。あれ?折れ線グラフが繋がらないぞ?

データ空白部分を補完して繋げる設定は知っていたので特に問題ないと思っていたのですが、何度やっても空白を数値ゼロとしてしか認識してくれず、まるでスペクトル分析のようなギザギザの線になってしまいます。
こりゃ計算式入ってるセルは空白として認識されないんだなと、数値だけコピペしてみましたが、やっぱりうまくいかず…

なんでだー!
これには相当悩まされましたが、先日ようやく思い当たりました。「そうだ!きっとNull値のせいに違いない!」…Null値とは、一般に空白のための値です。
これが当りでした。
lookupしてデータが返らないセルは通常エラーになるのですが、そこにダブルクォーテーションで囲った空値を出すように計算式を組んでいました。しかし、エクセルでは、いったんそういう空値が入ってしまったセルと未入力セルとでは、挙動が違っていたのです。

しかし、ワークシートを操作するプログラムならともかく、セル内の数値を扱う通常のメニューの中で、Nullと未入力を分ける意味がわかりません。うーん、単にプログラマの手抜きとしか…(泣
とりあえず、lookupで戻り値のないデータは素直にエラー返るようにしてから、全エラーセルを選択し内容を消去し、ようやくグラフは完成したのでした。

ところで、すでにお察しでしょうが、そのグラフにキャンディーズが含まれていません。
無論のこと意図的です。だって、売上の推移があまりに特殊で、ケーススタディにならないんだもん(笑

あと、せっかく作ったグラフですから、後日あらためて考察を追加してみたいと思います。

そうそう、「アイドル3年寿命説」については当然に一般的な傾向の話であって、ファンが何万人もいれば、例外ケースも腐るほどあるでしょう。
PEAや類似した興奮物質が何十年間もだだ漏れ状態の人が、ここを読んでる方の中にもいそうですね(笑
…まあ、執念深さでは私も人後に落ちないと思いますけど(苦笑

ところで、「1975年編その3」ですが、しばらくお時間を下さい。
書きたいことはほぼ決まっているのですが、微妙な内容をはらむので、どうまとめるかちょいと悩んでおります。

ではでは。

| 雑記 | 00:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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花は四月に桜だと…

…はたしてサルッコは天命を知りえたのでしょうか?

今はくだくだしく書く気になれません。
この日を記念し、彼女のディスクをかけながら、しみじみとグラスを傾けて過ごしたいと思います。乾杯。

| 雑記 | 01:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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75年編グラフ解説

●概要

ちょいと日にちを置いてしまいましたが、あらためて「1975年編その2」のグラフについて徒然に書き連ねて見ます。

グラフの元になったオリコンの売上データは、チャートイン期間(恐らく100位内)の累積であり、発売時点の実勢とは違う可能性があります。まあ、アイドルの場合、そう大きく乖離してはいないでしょう。ただ、百恵さんの引退時に「いい日旅立ち」や「秋桜」などがまた売れていた記憶がありますが、そのようなロングランの場合、グラフの山は他と比して高めに出ているかも知れません。

実は、オリコン最高順位とか、週間ランキングなども表にはしてみました。けれども、適切なグラフにはなりそうもなかったですね。

前者は確かにその時点での勢いを示すデータではありますが、Y軸をどうとるかが問題で。
100位までの順位が出てますから、n位の場合(101-n)で値をとるのが普通っぽいですけど、具体的に販売枚数で考えると、1位と2位ではたいてい万枚単位の差があり、91位と92位だとほとんど違いがないはず。それで差の値を同じ1とするのは明らかに問題あるでしょう。
いっそ、1/nと逆数をとるのは悪くない感じですが、順位はあくまで相対値ですから、「およげ!たいやきくん」のようなミリオンヒットと単に巡り会わせて2位となっただけで、数値はいきなり半分となるのもあまり芳しく思えません。

週間ランキングの方は、時系列にリニアなデータではあります。ただこちらは、山の高さがあまり代わり映えしなくなっちゃう上に、上位20位ぶんしか資料を持ってないためゼロにせざるを得ない期間が頻出するので、全体傾向を見るには極めて判りづらいかと。

結局、いっとうシンプルな曲別売上数が、一番ふさわしく思われました。


●留意点

折れ線グラフで留意すべきなのは、あくまで変移の方向を見るのが主眼であることです。
つい、グラフの内積を有意な量として見てしまいそうですが、今回のように比較するデータの標本数やサイクルが違っていたなら、まるで意味をなしません。
ちょいと具体例を出しましょう。



test1とtest2では、ぱっと見、占める領域からtest2の方が大きく見えますが、実際に値を累積すると、test1=127、test2=116ですね。
見やすくするため線をスムージングしたのですが、それは面積を想像させ、かえって誤解を生みやすかったかも…と、ちょっと反省してます。

臨時発売など、通常の流れとは違う性質のシングルは極力除外しましたが、どうしても存在する単発での山や谷は、それ固有の理由があるはずで、長期傾向を見るにはそぐわない成分を多く含むでしょう。その部分のカーブを穏やかに補正するつもりでたどれば、おおむねベースラインが見えてくると思います。


●分析
全体として、実に見事な線を描くのがアグネスさん。傾きが一定のベースライン上に、大ヒットの山が規則的に連なります。5年め前後の、進学による活動休止と復帰でのカーブがちょっと特殊なくらいかな。アグネスラインとか言って彼女を基準線にしたいくらいです(笑

デビューして二曲め、三曲めと連続して上昇傾向を示すのが、天地真理さんとピンクレディーさん。この動きこそが社会現象的ブームの反映でしょう。

百恵さんの長期安定っぷりは際立ってますね。淳子さんも長い方ですが、内実それぞれ特徴は違うでしょう…というか、淳子さんのそれを調べるのがもともとの主眼ですし。

岩崎宏美さんも長期にわたっていますが、ベースラインは3年後に下方安定し(と言っても10万という高さ)、その後に単発の山がいくつも出てきます。実は、彼女のこの4年め以降の線形が、歌手としては最も自然。楽曲のパフォーマンスそのものの反映でしょうから。演歌、ニューミュージック…ジャンルを問わずたいていそうです。
山が一年を超えて連続の塊り状態になっているのが本当は特殊で、存在そのものが流行の対象であった証左と言えるのではないでしょうか。

この中では、浅田美代子さんが一番、一発屋っぽい感じではあります。まぁ彼女の場合、本人も歌手として続けたくはなかったみたいですし。

あとの方々は、わりと複合的な感じと思います。
南沙織さんは、個人的にアイドルの真祖とでも呼びたい方ですが、全体としてはアグネスラインで、ピークがデビュー時という点では一発屋っぽくもあり、盛り返しが何度もあるという点では長期タイプっぽくもあり…色々な要素を一身に含んでいる感じがします。さすが真祖。

とりあえず、特徴的なタイプをざっくり分けると…

標準型=アグネス
ブーム型=ピンクレディー、天地真理
長期型=山口百恵、桜田淳子
歌手型=岩崎宏美
一発型=浅田美代子

…と、こんな感じになるかと思いますが、如何。

| メイン記事 | 23:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アイドル減衰グラフ

75年編のグラフをアップ後に思いつきました。ピーク時を左端にとって、純粋に減衰パターンだけを見てはどうだろうと。

とうわけで、そんなグラフも戯れに作成してみました。
Fig.1-2Fig.2-2の修正で、ピーク時を100とする相対比の数値です。山の高さは売上の絶対数を現すものではないこと、ピーク値が高いピンク・レディー、太田裕美、岩崎宏美といった方々は減衰が急に見えることにご注意下さい。

また、今回の原点となるピーク時のデータを、デビュー時と並べて表にしておきます。
「経過」の項は、ピーク時のデビューからの月数です。

シングル推移_1-3

シングル推移_2-3

デビューピーク
名前年/月曲名枚数年/月曲名枚数経過
南沙織71/0617才54.271/0617才54.20ヶ月
天地真理71/10水色の恋43.272/05ひとりじゃないの60.17ヶ月
麻丘めぐみ72/06芽ばえ42.073/07わたしの彼は左きき49.513ヶ月
アグネス72/11ひなげしの花
32.8
73/10小さな恋の物語58.011ヶ月
桜田淳子73/02天使も夢みる12.174/12はじめての出来事52.722ヶ月
浅田美代子73/04赤い風船48.073/04赤い風船48.00ヶ月
山口百恵73/05としごろ6.776/06横須賀ストーリー66.137ヶ月
太田裕美74/11雨だれ18.175/12木綿のハンカチーフ86.713ヶ月
岩崎宏美75/04デュエット14.075/07ロマンス88.73ヶ月
PL76/08ペッパー警部60.577/12UFO155.416ヶ月


しかし、笑っちゃうくらいに明快な相関で。
2年め中ごろの山の後に連続減少傾向が現れる人が多いです。それは、一人孤高に思えた百恵さんですら例外ではありません。
(逆に、彼女の1年め前後の2つの谷は、突発的なもので除外して考えた方がいいでしょう)

むしろ、魔の3年めに上昇に転じた淳子さんの健闘が目立ちます。
それは「しあわせ芝居」によるもの。「中島みゆきをもってしても大して延命にならなかった」みたいな意見も聞きますが、いやいや、このグラフを見る限り、かなり成功したと言えるでしょう。

単発的ではありますが、4年めにゆれ戻す例が多いのも面白いです。
百恵さんのは引退フィーバーによるものでしょうが、他の人には何か共通のファクターがあるのでしょうかね?

| メイン記事 | 02:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ゆっこさん…

書かねばならぬことは多々ありますが、今は清水由貴子さんへのお悔やみをさせて下さい。

…とはいえ、なかなか言葉が見つかりません。

経済的に大変厳しいご家庭で育ちながら、とても朗らかで健やかな印象を崩されませんでしたね。
歌手としては大成功と言い難かったと思いますが、「スカウトしてくれた事務所やスタッフの方々に申し訳なかった」と、他人のせいにせず周りを気遣ったゆっこさん。

そんな、優しく芯の強い貴女がこのような最期を選んでしまわれたのですから、さぞ大変なご苦労の連続だったのでしょう。
人生の無情を感じずにはおれません。やりきれない思いでいっぱいです。

ゆっこさん、せめて今は安らかにお眠り下さい。

お願いです お元気で そしてまた 会いに来て下さい

| 芸能音楽 | 01:24 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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